22日にJR郡山駅前で受験生が飲酒運転の車にはねられ、死亡する痛ましい事故があったにもかかわらず、福島県内では飲酒運転が後を絶ちません。25日、福島市で酒気帯び運転をした疑いで、伊達市の職員の女が逮捕されました。 酒気帯び運転の疑いで逮捕されたのは、伊達市こども未来課主事の女(21)です。女は、25日午前5時半ごろ、福島市泉の道路で、酒気を帯びた状態で車を運転した疑いが持たれています。 女は、電柱に衝突し、顔面を骨折。呼気からは、基準値のおよそ3倍のアルコールが検出されました。取り調べに対し「飲酒運転をして事故を起こしたことは間違いない」と容疑を認めているということです。職員の逮捕を受け、伊達市は会見を開きました。 ■「前夜に友人と酒を飲んでいた」 伊達市・須田博行市長「市民の信頼を著しく失墜させる事態となり深くお詫び申し上げます」 会見には、須田博行市長も出席し、謝罪の言葉を述べる異例の対応となりました。市の聞き取りに対し、女は「前日の夜に友人と酒を飲んでいた」と話しているということです。伊達市は、すべての職員に飲酒運転の根絶を訴え、再発防止に努めるとしています。 22日の郡山市の事故以降も、翌23日には福島市で酒気帯び運転の疑いで男が逮捕されるなど、飲酒運転が後を絶ちません。お酒を飲んだ後は、絶対にハンドルを握らないでください。そして、周りにいる方も、運転をさせないようにしてください。