逃げ場のない夢洲、万博会場は悲鳴の嵐…トラブルが続出する大阪万博で起きうる「最悪の事故」

● トラブル続きの大阪万博… 「ドタバタ感」は大事故の前兆か? これだけの巨大イベントなのでしょうがない部分もあるが、スタートからちょっとバタバタしすぎではないか――。 4月13日に開幕した大阪万博で「トラブル」が続いている。 まず初の逮捕者を出したのは「爆弾騒ぎ」だ。西ゲートを手荷物検査を拒否して通過しようとして80歳男性が持っていた黒いリュックサックを地面に放り投げて、「こんなんいらんわ。あんたにあげるわ。爆弾が中に入っている」と言った。 結局これは嘘だったが、男性は威力業務妨害の疑いで逮捕。「万博ファンで、楽しみにしていた万博にテンションがあがり、遊び半分の気持ちで言った」とのことだ。 「火災騒ぎ」も続いている。13日には東ゲート上空に煙や異臭が確認され、消防車8台が駆けつけた。ちなみにこの時、万博協会から報道陣に「撮影NG」の通達が出されたと報じるメディアもあり、ネットやSNSではこの対応を批判する声があがっている。また、15日にはオーストラリアパビリオンで火災報知器が作動し、来場者が一時避難する騒ぎがあった。 「施設に関するゴタゴタ」も起きた。万博協会は開幕初日の雨によって「大屋根リング」の一部で「雨漏り」が見つかったと発表したが、その後の調査で「雨といの水があふれ出たことが原因とみられる」と修正したのである。 未だに工事が間に合わず開館していないパビリオンもあるように、今回の万博全体に「ドタバタ感」が漂っているのは否めない。そうなると、やはり来場者として不安になるのが「事故」ではないか。 危機管理の仕事をしていて何度か実際に目の当たりにしているが、大きな事故の前は、小さなミスやトラブルが多発することがよくある。つまり、大阪万博のドタバタ感はこれから起きる大きな事故の「前兆」かもしれないのだ。

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