交差点で偶然見かけ、狙ったか 埼玉高1刺殺、動機は不明

さいたま市桜区のマンションで住人の女子高校生が刺され死亡した事件で、被害生徒と殺人容疑で逮捕された谷内寛幸容疑者(25)が、それぞれ現場近くの交差点に向かって歩く様子が付近の防犯カメラに写っていたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。埼玉県警は、容疑者が現場直前で偶然見かけた生徒を狙ったとみて捜査している。 14日の事件発生から1週間。容疑者は黙秘を続けており、いまだ動機は不明。 捜査関係者によると、交差点は現場となったマンション出入り口付近から、北西約20~30mの場所にある。防犯カメラには、交差点に向かって容疑者が北から南に、被害生徒が西から東に、いずれも歩いていく様子が写っていた。2人で一緒に写った映像はなかったが、短時間のうちに同じ交差点に向かったという。 県警は、容疑者が自宅から刃物を持参し、誰かを襲う計画性があったとみている。 県警によると、事件当日の午後6時以降、容疑者は会社の寮を外出。その後、事件の約1時間半前から、現場周辺を徘徊する様子が防犯カメラに写っていた。

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