新潟県糸魚川市に住む80代女性から去年12月、現金190万円を騙し取ったほか、女性のカードを使い、合計200万円をATMから引き出し盗んだなどとして、26歳の男が逮捕されました。 窃盗や詐欺の疑いで逮捕されたのは、広島県福山市に住む会社員の男(26)です。 警察によりますと、男は何者かと共謀し、去年12月23日から24日にかけて、共犯者が80代女性の家に孫を騙って電話を掛けました。そして「現金を至急必要としているので、代わりに行く勤務先の上司の息子に渡してもらいたい」などと話しました。 男は24日、上司の息子になりすまして女性の家を訪れ、現金190万円を騙し取った疑いが持たれています。さらに男は、女性からキャッシュカードも受け取っていて、このキャッシュカードを使い、群馬県高崎市内のコンビニエンスストアのATMから合計200万円を引き出して盗んだ疑いも持たれています。 また去年12月25日には何者かと共謀し、同様の手口で長岡市に住む80代女性から現金200万円を受け取り、騙し取った疑いでも逮捕されました。 警察は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。 30日には、新潟市に住む90代男性からクレジットカード9枚を騙し取り、現金360万円余りを騙し取った疑いで、広島県福山市に住む男4人が逮捕されていて、警察が関連を調べるほか、組織の実態解明や余罪などについて調べを進めています。