「事件に関与かも」容疑者の親族、1月に警察に証言 川崎女性遺棄

川崎市川崎区の住宅に岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)の遺体を遺棄したとして、元交際相手の白井秀征(ひでゆき)容疑者(27)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、容疑者の親族が1月中旬、神奈川県警に対し「(白井容疑者が)事件に関与したかもしれない」と話していたことが捜査関係者などへの取材でわかった。 昨年末に岡崎さんの行方が分からなくなって以降、緊急性が高いとみられる情報を得ながらも、今年4月末まで居場所を把握することができなかったといい、県警は経緯を詳しく調べている。 関係者によると、岡崎さんは昨年12月20日に行方が分からなくなり、家族が同23日に行方不明者届を県警に出した。その後、県警が岡崎さんの家族や知人のほか、白井容疑者の親族からも任意で事情を聴いていた。親族の一人は当時の周囲への振る舞いなどを踏まえ、「(白井容疑者が)事件に関与してしまったかもしれない」「殺してしまったかもしれない」などと県警に話したという。 県警は親族の証言の裏付けを進めたものの、当時、岡崎さんの行方につながる手がかりは得られなかったという。

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