自宅で風俗店従業員の女性(27)の頭部をハンマーで殴り、重傷を負わせたとして、千葉県警市原署は7日、殺人未遂の疑いで同市五井中央東、無職、岡本敬丞容疑者(35)を逮捕した。「殺意を考えている余裕はなかった」と容疑を一部否認している。女性は頭部から大量に出血し、救急搬送された。 逮捕容疑は7日午前4時ごろ、自室内で女性の頭部をハンマーや拳で複数回殴ったとしている。同署によると、岡本容疑者は女性の客だった。 発生から約20分後、近隣住民から「痛い、助けてという声が聞こえる」と署に通報があり、事件が発覚。その約10分後には、現場近くのJR五井駅前で客待ちしていたタクシー運転手から「男が『近くで人を殺めてしまったかもしれない。駅前交番に向かったが人がいなかった。通報してほしい』と言っている」と、110番通報があった。 駆け付けた署員が五井駅前のロータリーにいた岡本容疑者を確保。自宅からはハンマーが見つかった。