「ほとんどみんな泣いていた」小学校で男2人が教職員暴行、保護者の知人 現行犯逮捕【Nスタ解説】

8日午前、東京・立川市の小学校で男2人が教職員に暴行を加えたとして現行犯逮捕されました。安全なはずの学校内で起きた事件。一体何があったのでしょうか? ■小学校で暴力事件 現場には割れた酒瓶のようなもの 山形純菜キャスター: 東京・立川市の小学校で男2人が教職員に対し暴行したとして現行犯逮捕されました。 事件があったのはJR西国立駅から約400m離れた住宅街にある立川市立第三小学校、児童数は513人です。 8日午前11時前に「学校に不審者が入っている」と警視庁に通報がありました。 この事件で男2人が逮捕されていて、20代の男は教室で校長を殴った疑い、40代の男は教室で教員を殴った疑いで、駆けつけた警察官に暴行の疑いで現行犯逮捕されました。 男2人は学校に現れると、まず2階の教室に入ったあと1階の職員室に移動し、ドアのガラスを割るなどしています。教職員5人が打撲などの軽傷を負い、児童は全員けがはなかったということです。 ではなぜこの男2人が学校にいたのか。事件が起こる前、小学校に通う児童の母親(30代)が午前中に教職員と話し合いをしていました。ただ話はまとまらず、母親は一度帰宅し、その後、知人の男2人と学校に現れたということです。 男は瓶を持っていたということで、教室には割れた酒の瓶のようなものが落ちていたという情報も入っています。 では現場で取材を続ける高柳キャスターに伝えてもらいます。 ■泣いている児童も 急がれる心のケア 高柳光希キャスター: 立川市立第三小学校の南門からお伝えします。午後1時ごろには児童の引き渡しを待つ保護者の列が南門の前の道路にだいたい50mほど、100人ほどの列をなしていました。 そして門が開いて順次、児童の引き渡しが始まったわけなんですが、男2人が侵入したとみられる教室が、校舎2階の右の辺り(2年1組の教室)だと複数の児童が話をしてくれました。 そして2年1組以外の教室の対応も児童からお話を伺いましたけれども、まずは教員の先生方が内側から扉の鍵を閉めて、そしてカーテンも閉めて誰も入ってこられないように対応したということです。そして容疑者が取り押さえられた後に、順次「不審者が入った」という情報が通知されたということでした。 そして新たな情報としては、その不審な男2人は正門から10時53分に車用の大きなゲートの隣にある歩行者用のゲートを通過するところがカメラにおさえられていたという情報も入っています。

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