「東大前駅」切り付け事件 警視庁が容疑者の男の自宅を捜索 約6時間かけ段ボール5箱分の証拠品を押収 事件当日の朝 生坂村から都内へ 足取り徐々に明らかに…

5月7日、東京都の地下鉄「東大前駅」で大学生が切りつけられた殺人未遂事件で警視庁は12日、東筑摩郡・生坂村にある容疑者の男の自宅に捜索に入りました。また、男が都内へ向かった足取りがその後の取材で見えてきました。 北沢ななか記者「午前11時すぎです警視庁の捜査員が戸田容疑者の自宅に入ります」 警視庁は12日、殺人未遂の疑いで逮捕された戸田佳孝容疑者の東筑摩郡生坂村にある自宅に捜索に入りました。捜索はおよそ6時間にわたって。行われました。 北沢ななか記者 「家宅捜索からおよそ6時間捜査員が段ボール箱を持って家から出てきました」 警視庁は戸田容疑者の自宅から段ボール5箱分の証拠品を押収しました。 戸田容疑者は5月7日、東京・文京区の東京メトロ南北線「東大前駅」のホームで20歳の男子大学生の頭などを包丁で切りつけ殺害しようとした疑いで逮捕・送検されています。 近所の人は 「缶拾いとかが年1度あるんだけどそういうのに出たときに顔を見ただけ。ちょっとびっくりしちゃってあの家が(ニュースに)出てて」 そして新たに、戸田容疑者が都内へと向かった足取りも明らかになってきました。 戸田容疑者は事件当日の早朝、安曇野市のJR明科駅から電車に乗り都内の高尾駅まで向かいます。 その後は電車を乗り継いで新宿駅へ。さらに、東京メトロ・丸の内線を使って東大の近くにある「本郷三丁目駅」まで向かいました。その後、東大キャンパスで食事をしたあと現場となった東京メトロの東大前駅へ向かったということです。 戸田容疑者は動機について、「東大を目指す教育熱心な親たちに、度が過ぎると犯罪を犯すと示したかった」などと供述していますが、その後の捜査関係者への取材で「小学校のときテストで点が悪いと怒られた」と供述していることが新たに分かりました。警視庁は、幼少期の体験が犯行につながった可能性もあるとみて調べています。

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