韓国公捜処、検察総長を捜査へ…大統領警護処次長の拘束令状「3回棄却」で

高位公職者犯罪捜査処(公捜処)は、警察による大統領警護処のキム・ソンフン次長の拘束令状請求を検察が差し戻したことで告発されたシム・ウジョン検察総長の事件について、捜査部署を決定した。 公捜処は5日、シム総長と、同じく最高検察庁のイ・ジンドン次長が職権乱用・権利行使妨害および職務遺棄の疑いなどで告発された事件の担当部署を、捜査4部(チャ・ジョンヒョン部長)に決定したと明らかにした。 市民団体「司法正義を正す市民行動」は先月27日、シム総長とイ次長が職権を乱用し、警察によるキム次長とイ・グァンウ警護本部長の拘束令状請求を、納得しがたい理由で3回にわたって差し戻したとして、公捜処に告発した。 警察庁国家捜査本部非常戒厳特別捜査団(特捜団)は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の逮捕状執行を妨害した疑いなどで、キム次長とイ本部長の拘束令状をソウル西部地検に請求した。キム次長については3回、イ本部長については2回請求したが、検察は「証拠隠滅の恐れはない」、「警護処に関する規定についての補完捜査が必要」などの理由をつけ、請求をその度に差し戻した。警察はソウル高等検察庁に、民間委員が検察による処分の適切さを検討する令状審議委員会の開催を要求している。令状審議委は6日に開催される予定だ。 カン・ジェグ記者 (お問い合わせ [email protected] )

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