風俗営業の禁止地域でメンズエステ店を経営し、性的サービスを行った疑いで、男女4人が逮捕されました。うち1人は富山大学の准教授で、大学や学生の間で驚きや落胆の声が上がっています。 風営法違反の疑いで逮捕されたのは、富山市の会社役員・宮崎稔之容疑者、富山大学の准教授・滝谷弘容疑者、富山市の自称会社員・河野竜三容疑者、そして店員の19歳の女の合わせて4人です。 警察によりますと、4人は10日午後1時ごろ、風俗営業が禁止されている地域の富山市のアパートで、店舗型性風俗店を共同で営業し、性的サービスを行った疑いが持たれています。 宮崎容疑者ら男3人は12日付けで送検されています。 捜査関係者によりますと、調べに対し、河野容疑者は「経営していたことは認めるが、性的サービスは提供していない」という趣旨の供述をし、容疑を否認、他の3人は容疑を認めているということです。 ■学生「責任感をもって働いてほしい…」 また、滝谷容疑者は、富山大学の総合情報基盤センターに所属する准教授で、学生からは、驚きや落胆の声が聞かれました。 学生 「情報についての、エクセルとかワードの使い方を教えてくれる授業。イメージとしては、そんな悪くはなくて、優しい先生って感じでした」 学生 「こういう人が、富大に、教育にかかわっているんだなってびっくりしました」 学生 「（富山大学の）イメージが悪くなっちゃったりするのはもったいないし。責任感をもって働いてほしい」 職員の逮捕を受け富山大学は「本学職員が逮捕されたことは誠に遺憾であります。警察への捜査に協力を行うとともに事実確認が取れ次第、厳正なる処分を行います」とコメントしています。