限られた設備の中で 県内の小学校“不審者”への対策は?【新潟】

5月8日、東京・立川市の小学校に男2人が侵入し教員を殴ったとして逮捕される事件がありました。こうした侵入者に対し、取るべき行動とは…県内の小学校を取材しました。 8日午前11時ごろ、東京・立川市の小学校で起きた事件。男2人が授業中の教室に侵入し、教員ら5人を殴るなどの暴行を加えた疑いで警視庁に逮捕されました。 -ピンポーン- ■長岡市立中島小学校 佐藤隆雄校長 「はい、職員室です。」 ■池川泰介記者 「UXの池川と申します。」 ■長岡市立中島小学校 佐藤隆雄校長 「はいわかりました。開けます。」 長岡市の中島小学校では、児童用・来校者用の玄関は日中施錠していて、来校者はカメラがついたインターホンで要件を伝えなければ校舎に入ることはできません。 また校舎内では- ■長岡市立中島小学校 佐藤隆雄校長 「さすまたがあります。」 侵入した不審者を取り押さえる“さすまた”を設置し、定期的に訓練を実施しています。また、侵入者の対応方法のマニュアルを作成し、職員で共有しています。佐藤校長は、今回の立川市の事件を受けて身を引き締めたといいます。 ■長岡市立中島小学校 佐藤隆雄校長 「どこまで(侵入を)防ぐことができるかをしっかり考えなければいけないと思った。確実に施錠をすることは取り組まなければいけない。」 しかし、100%の施錠にも限界があるといいます。 ■長岡市立中島小学校 佐藤隆雄校長 「子どもたちが外に出て活動する時間帯があるし、玄関も業者などの搬入で鍵や戸を開けっ放しにする時間もゼロにはできない。」 また、学校内には防犯カメラなどの設置はなく、佐藤校長は限られた設備で対策をしていくしかないと話します。 ■長岡市立中島小学校 佐藤隆雄校長 「我々の行動面の点検や、今までの対策に(加え)さらに有効な対策はないか改善点を考えていきたい。」

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