富山市のメンズエステ店で行われていた性風俗営業に関する事件で、逮捕された富山大学の准教授は店のホームページの作成に関わっていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。専門的な知見を生かしていたとみられ、准教授は「金がほしかった」と話しているということです。 風営法違反の疑いで逮捕されたのは、富山大学准教授の滝谷弘容疑者(49)です。 こちらは「富山メンズエステKOMOREBI」のホームページです。禁止行為の欄には、「性的サービスを要求」の文字がありますが、女性従業員に対し性的サービスを行わせていた疑いが持たれています。 滝谷容疑者は、富山市の30代の男2人らとともに、店舗型の性風俗営業が禁止されている地域で店を運営していた疑いで逮捕されました。 捜査関係者によりますと、滝谷容疑者は、店のホームページの作成を担当していたほか、女性従業員のスカウトなどにも関与し、店の売り上げの一部を受け取っていたとみられています。 滝谷容疑者は、大学の情報システムの運用・管理を行う、富山大学総合情報基盤センターに所属し、インターネット通信に関するITスキルなどを教える「情報処理」の講義を週2回担当していました。 滝谷容疑者は「金がほしかった」と容疑を認めていて、生活費や遊びの金に使っていたと供述しているということです。 警察は、共犯者がいるかや余罪について調べを進めています。