また高齢者が2日連続、特殊詐欺ターゲットに 熊本・美里町 オートバイ訪問の「受け子」か、男を再逮捕 翌日に別の「受け子」の未遂事件

熊本県警人吉署は14日、「電話で『お金』詐欺」の受け子として美里町の高齢男性から現金をだまし取ったとして詐欺の疑いで、住所不定、無職の男(19)を再逮捕した。 再逮捕容疑は、氏名不詳者と共謀して4月8日、美里町の無職男性(82)に息子などと称して電話をかけ「株式の配当をもらったが、税金の未納があり、支払わないと逮捕される」とうそをつき、男性宅近くの路上で封筒に入った現金80万円をだまし取った疑い。 署によると、男は弁護士事務所の関係者を装い、オートバイで現場を訪れていた。現金を受け取る「受け子」役とみている。容疑を認め、「詐欺の被害金と分かっていて受け取った。生活費と遊ぶ金が欲しかった」と供述している。 男は相良村の80代女性から同種の手口で現金をだまし取ろうとした詐欺未遂容疑で4月23日、人吉署などに逮捕された。署によると、その後の捜査で美里町の事件にも男が関与していたことが分かった。

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