レアルのR・アセンシオ 推定無罪主張 未成年との性的動画配布で訴追

【AFP=時事】サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードのDFラウル・アセンシオ(22)は15日、未成年者を映した性的なビデオの視聴および配布に関与した疑いで訴追された件で、無罪推定の原則が「引き続き優先されるべきだ」と訴えた。 アセンシオは声明を発表し、疑惑について「(動画の)録画や配布には関与しておらず、第三者による一部画像の一時的な視聴」に限られていることが、グラン・カナリアの裁判所からの文書で確認されたと説明した。 この事件をめぐっては2023年9月、同年6月に録画された動画に出てくる16歳の少女の母親から告訴状が提出されたことを受け、レアル・マドリードの練習場で3人の匿名の選手が逮捕された。 今月14日にはグラン・カナリアの裁判所判事が、アセンシオの名前には言及せずに、「サッカー選手4人」を訴追し、事件の一部概要を明らかにした。 アセンシオは、「自分はいかなる女性、ましてや未成年者の性的自由を侵害する行為には関与していない」「これは裁判所の判断でも確認されており、同意の有無にかかわらず、当該女性2人と性的関係を持ったり動画を録画したりしたとは指摘されていない」とし、「同様に、親密な画像やビデオを第三者に配布したのは自分ではないことが、裁判所命令で明らかにされている。また、これらの動画は自分がいなかった場所で録画されたものだと、改めて強調する」と述べた。 さらに、この事件が裁判に持ち込まれた場合は自身を弁護するとしており、「自分への訴追は、司法の判断自体が明示しているように、あくまで暫定的なものである」「無罪推定の原則は引き続き優先されるべきだ」と訴え、「最終的に起訴され、裁判が開かれることになった場合、自分は全幅の信頼を寄せている裁判所と法廷において自己弁護を続け、いかなる犯罪行為にも関与していないことを改めて示していく」と続けた。【翻訳編集】 AFPBB News

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