軽乗用車を酒気帯び運転し、時速70キロほどでバックした上、歩行者2人を死傷させる事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた松本岳被告(24)の裁判員裁判初公判が19日、熊本地裁(中田幹人裁判長)で開かれ、被告は起訴内容をおおむね認めた。 一方で弁護人は「後退走行時は制御困難な高速度ではなかった」として、危険運転には当たらないと主張。被告は同法違反(過失致死)容疑で逮捕されたが、直前に制御困難な高速度で後退走行していたなどとして、より法定刑の重い危険運転罪で起訴されていた。