特殊詐欺の「受け子役」か 中国籍の男を逮捕 1600万円詐取の疑い 組織的犯罪とみて捜査 広島

検察庁の職員や警察官をかたる「オレオレ詐欺」で広島県竹原市に住む男性から現金1600万円をだまし取ったとして男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、千葉県松戸市に住む中国籍の男(41)です。 警察によりますと、男は昨年10月22日から11月15日にかけて、他の人物と共謀し、竹原市に住む男性に(91)に、東京地方検察庁の職員や警察官になりすまして電話をかけ、「取調べ中の者があなたの名義の口座を使用しており、このままでは共犯者と捉えられ、口座凍結するかもしれない。預金を毎日下ろし続けてほしい」などとうそを言い、昨年11月15日に竹原市内の指定した場所にお金を置くように指示をし、現金1600万円を男が回収し、だまし取った疑いが持たれています。 警察の調べに対し男は「自分は関係ない」と容疑を否認しています。 男性は現金を指定した場所に置いた後、親戚に相談し警察に通報したところ詐欺の被害に遭ったことが発覚したということです。 警察は、男は現金の受け取りをする、いわゆる受け子役で、複数人による組織的な犯罪とみて調べています。

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