成田空港で覚醒剤190キロを押収、過去最高量 密輸の容疑者逮捕

東京税関成田税関支署と成田国際空港署は12日、グアテマラから覚醒剤約190キロ(末端価格約125億4000万円)を密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで同国籍の貿易業、アンヘル・エドゥアルド・ビジィングスレア・ゴンサレス容疑者(31)を逮捕、送検したと発表した。航空貨物からの押収量としては2023年に富山県警が押収した113キロを上回り全国で過去最高。規制薬物全体でも最も多いという。 送検容疑は2024年7月14日、航空貨物の貯湯タンクに隠した覚醒剤約190キロを同国から成田空港に到着させて密輸したとしている。税関検査で発覚、9月2日に回収に訪れたところを現行犯逮捕され、10月11日に起訴されている。 同支署によると、貯湯タンクは長さ約165センチ、直径約40センチの筒状で計12個。二重構造にした側面のすき間に断熱素材に見せかけて数百グラムの覚醒剤入りの袋を巡らせていた。【合田月美】

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