「現場に向かう途中で犯罪だと気づいた」宝田真月容疑者 横浜強盗殺人 関東で新たな事件発覚 千葉・船橋市で犯行失敗後八千代市で強盗しようと向かったか

横浜市の強盗殺人事件で逮捕された男が「事件現場に向かう途中で犯罪だと気づいた」と供述していることがわかりました。一連の事件では、犯罪と思わずに「闇バイト」に転落していくケースが相次いでいます。 強盗殺人の疑いで逮捕された宝田真月容疑者。横浜市の住宅で後藤寛治さんを殺害し、現金を奪った疑いがもたれています。 宝田容疑者 「『ホワイト案件』という投稿から指示役とつながった」 宝田容疑者は「闇バイト」に応募して犯行に加わったとみられています。 先日、宝田容疑者の祖父が案内してくれた部屋には… 宝田容疑者の祖父 「今回の『ホワイト案件』の申請なんかに使ったんじゃない」 証明写真が残されていました。 宝田容疑者は「指示役から指定され、他の実行役2人を車に乗せ現場に行った」と供述しているということですが、さらにこう話していることが新たにわかりました。 宝田容疑者 「事件現場に向かう途中で、指示の内容から犯罪だと気づいた」 それでも犯行を続けた理由は、「個人情報を指示役に知られていたことから、仕返しや家族にも危害が加えられるかもしれないと考えると断れなかった」と供述しています。 宝田容疑者の祖父 「(犯罪への加担を)断ってくれて、家族に被害を被った方がまだまし。一生を台無しにするような犯罪を犯したんだもんね。ほんと、相談してくれればね」 また、宝田容疑者は闇バイトに「事件の数日前に初めて応募した」と警察に説明し、一連のほかの強盗などの事件については「関与していない」という趣旨の供述をしているということです。 一方、関東でまた新たな事件が発覚しました。 今年8月、千葉県船橋市の貴金属店で、包丁を隠し持って金品を奪おうとしたとして19歳の男が再逮捕されました。 警察などによりますと、当時、2人組の男がドアを開けようとしたものの施錠されていて入れず、店の社長が「予約制ですよ」と伝えたところ、逃走したといいます。 株式会社レスマ 石崎勇人 代表取締役 「(犯人が)ドアをガンガンとやって。施錠されてますので、それで私が出ていって。8月でもマスクをしてたり帽子かぶってたり、やっぱり普通のお客さんとちょっと違う雰囲気があったので」 このおよそ1時間後、男はさらに船橋市の隣の八千代市の質店でも強盗をしようとしたとして、警察に逮捕されました。八千代市の事件ではほかに2人が逮捕されていて、警察は男らが船橋市での犯行の失敗の後、八千代市に向かったとみて調べています。 取り調べに対し男は… アルバイトの男(19) 「強盗だとは思っていなかった。お金をもらうためだった」 警察は男が闇バイトに応募し、指示役の指示で犯行に及んだとみて調べています。 警察はそれぞれの事件の供述の信憑性を調べていますが、いずれも途中までは「犯罪だと思わなかった」というケース。 きょう、坂井国家公安委員長は… 坂井学 国家公安委員長 「脅迫をされている状況であっても、すぐに警察に相談をして頂きたい」

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