新名神の逆走。容疑者を立ち会わせて実況見分です。 (小池尚弘カメラマン) 「容疑者の男を立ち会わせています」 通行止めにした新名神高速の下り線に現れたペルー国籍の無職ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者(34)。容疑者が先月、この場所で逆走を引き起こしました。 先月18日、三重県亀山市の新名神・下り線で大型トラックなど4台が絡む事故を起こし、女性4人にけがをさせるなど通行を妨害する目的で逆走したとして、容疑者は危険運転傷害などの疑いで逮捕されました。 NEXCO中日本の情報カメラでとらえた実際の逆走の様子です。容疑者が運転する青い車が、かなりのスピードで走行しているのがわかります。 容疑者はきょう実況見分が行われた鈴鹿トンネルの東側で事故を起こしました。その後、鈴鹿パーキングエリアの方面へ逆走しましたが事故の前、滋賀県内の本線上でUターンをして、逆走を始めたとみられています。 実況見分では、容疑者が乗っていたのと同じ車種、色の車を用意し、容疑者を高速上に立たせて逆走したときの状況などを一つ一つ確認しました。 警察の調べに対し、容疑をおおむね認めている容疑者。逆走した車に同乗していた容疑者のいとこを名乗る男性は「名古屋市内から三重県四日市市方面に向かっていた」と説明していて、警察は、道を間違えて逆走を始めた可能性もあるとみて危険運転を立証するため、当時の詳しい状況を調べています。