2億2000万円相当の高級腕時計をだまし取ったとして逮捕された男が、共同出資した男性に出資金などあわせて8000万円を支払っていないことがわかりました。 小松直哉容疑者(40)は、去年9月、京都市の男性(54)に対し「腕時計を転売し利益を還元する」などとうそを言い、男性から2億2000万円相当の高級腕時計をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、小松容疑者は男性に対し共同出資で高級腕時計を買って転売すれば1000万円の利益が出るので、半分を還元すると約束。その後、小松容疑者は男性が2億2000万円で購入した腕時計を1億9800万円で売りましたが、男性には1億4500万円しか支払わず、残りの出資分や約束した利益、あわせて8000万円を支払っていないということです。 小松容疑者はオーダースーツ事業を手がける会社の社長を務めています。 小松容疑者は容疑を否認していて、警察は売却で得た金を会社の債務の返済に充てた可能性があるとみて捜査しています。