男女トラブル、ストーカー被害…熊本県警「早めに相談を」 緊急通報装置を貸し出し、相談窓口も

男女間のトラブルが殺人などの重大事件に発展するケースがある。4月に川崎市で女性(20)の遺体が見つかった事件では、元交際相手の男(27)が死体遺棄やストーカー規制法違反などの容疑で逮捕された。熊本県警は、こうしたトラブルやストーカー被害について早めの相談を呼びかけ、万一の際は緊急通報できるようGPS機能付きの装置を貸与している。 県警は2024年7月に緊急通報装置の運用を始めた。携帯できる小型サイズで、具体的形状は明らかにしていない。識別番号が割り振られ、相談者の連絡先や相談内容がひも付けられている。ボタンを押すだけで警備会社を通して110番通報され、最寄りの警察署員がGPSに基づいて現場に急行する。 携帯電話とは異なり、通報する行為を加害者側に気付かれにくく、自分が置かれた状況を警察に詳細に説明する必要がないことも利点という。県警は相談内容の緊急性や深刻度を考慮して貸与を決める。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加