幼稚園のおゆうぎ会で…32歳主婦が「仲良しだった」ママ友から無視される「兆候」

1999年11月22日、東京都文京区音羽で2歳の幼女が殺害され遺棄される事件があった。加害者は殺害した幼女と同じ幼稚園に自分の娘も通わせていて、つまり、加害者と被害者の母親は顔見知りだった。さらに、互いの娘は同じ国立大付属の小学校受験を目指していたことから、一部マスコミの報道などでは「お受験殺人」などと呼ばれた(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)。 加害者の逮捕後、事件はいい加減な憶測をはらみながら「お受験の過熱による」だの、「ママ友いじめ」などと報道された。 同い年の娘を持つものどうし、ふたりの間に何があったのかは、今はもう知る由もない。 『ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望』(野原広子著 / KADOKAWA)もまた、ママたちの孤独と闇を描く漫画だ。子育て中のママたちが抱えるそれぞれの事情と、地味に、けれども着実に心を蝕んでいく悪意を描いた本書は、2015年の出版以降、現在まで「リアルすぎる」などとSNSで話題になっており、記事を公開するごとに多くの声が投稿されている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加