ロス抗議デモ トランプ政権と知事が対立「摘発を妨害すれば逮捕」「逮捕すればいい」

アメリカ・ロサンゼルスで不法移民の取り締まりに反対するデモが暴動に発展した問題を巡り、トランプ政権と地元のカリフォルニア州知事との対立が激化しています。 ニューサム知事はSNSで、トランプ大統領がカリフォルニア州兵の派遣を命令したことは違法だとしたうえで「トランプ氏が関わるまで問題は起きていなかった」として、指揮権を州に戻すように主張しています。 一方で、トランプ政権で国境警備の責任者を務めるトム・ホーマン氏は8日、NBCテレビの取材に対して不法移民の取り締まりを今後も毎日実施し、妨害する者は誰でも逮捕すると持論を述べました。 対象にニューサム知事やロサンゼルス市長のバス氏も含まれるかどうか尋ねられたホーマン氏は、その可能性を否定せず「不法移民を保護し、隠蔽することは重罪となる」と主張しました。 ホーマン氏は移民取り締まりへの強硬姿勢から「国境のツアーリ=皇帝」とも呼ばれています。 これを受け、ニューサム知事は「私の居場所をホーマン氏は知っているはずだ」「私を逮捕すればいい。さっさと済ませろ」と不快感を露わにしました。

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