「年金だけでは苦しかった」計1100万円相当の空き巣を繰り返したか 70代の無職の男2人 大きくて古い一軒家を狙い家族構成や生活パターンを調べて侵入か 福岡

福岡県内で空き巣を繰り返したとして、70代の無職の男2人が逮捕・起訴されました。警察は1100万円相当の被害を確認しています。「年金だけでは生活が苦しかった。 遊興費や生活費がほしかった」と話しているということです。 住居侵入と窃盗の疑いで逮捕・起訴されたのは、いずれも福岡県粕屋町の無職、森田富男容疑者(70)と、知人の72歳の男です。 2人は去年9月、福岡県志免町の80代の男性の家に侵入し、現金5万5000円と商品券6枚、6000円相当を盗んだ疑いで逮捕され、別の事件でも、すでに起訴されています。 警察によりますと、2人は粕屋町や篠栗町などを中心に、大きくて古い一軒家に狙いをつけては、住人の家族構成や生活パターンを把握するため入念な下見を繰り返し、住人がいない時間帯に空き巣を繰り返していたということです。 72歳の男が運転手役と見張り役を務め、森田容疑者がドライバーで窓を割ったり、浴室の格子を外したりして家に侵入していたとみられています。防犯カメラに映った車の捜査で2人の関与が浮上しました。 2人とも容疑を認めていて、森田容疑者は「年金だけでは生活が苦しかった。 遊興費や生活費がほしかった」と話しているということです。 2人は昔の仕事仲間だということです。 警察は、2人が去年5月からことし1月までの間に空き巣など25件を繰り返し、現金や貴金属など被害は1100万円相当に上るとみています。

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