宮城県栗原市に住む50代の会社役員の男性が、警察官や検察官を名乗る詐欺グループにだまされ、約1100万円をだまし取られる詐欺事件が発生した。 警察によると、6月15日、男性のスマートフォンに警察官を装う男から電話があり、「あなたの口座がマネーロンダリングに使われている」「いつでも逮捕しに行ける」などと告げられた。 その後、SNSで検察官を名乗る男から偽の逮捕状の画像が送られ、「あなたの口座に犯罪に使用されたお金が入っているか確認したい」「指定する口座に金を入金してほしい」「送金しなければ逮捕する」などと脅された。 話を信じた男性は3回にわたって指定された口座に合計約1100万円を振り込んだという。 その後、不安を感じた男性が警察に相談し、詐欺被害に気付いた。 警察は、「SNSで逮捕状を送ることは絶対にありえない」とした上で、「警察官や検察官を装った詐欺が増えている」として、注意を呼びかけている。