大阪府内のグループホームで、入所する認知症の高齢女性2人に性的暴行を加えたとして、大阪府警は18日、この施設の職員の男を逮捕しました。 大阪・高槻市に住む介護職員の山下慎一容疑者(54)は5月19日未明、勤務先の府内のグループホームで、認知症を患って入所している80代の女性2人に性的暴行を加えた疑いで逮捕されました。 警察によりますと、6月に入って山下容疑者が被害にあった女性について「他の入所者からいたずらされているのではないか」と施設関係者に相談し、施設側が防犯カメラを確認したところ、山下容疑者が性的暴行を加える様子が映っていたということです。 山下容疑者は当時、夜勤中で、被害者2人がいるフロアを1人で担当していました。 警察の調べに対して山下容疑者は「認知症を軽減させるために、あくまでも介護の一環として性的な行為をしただけなので性交はしていません」と容疑を否認しているということです。