太陽光発電パネルや蓄電池の販売名目などで住宅を訪ね、代金をだまし取ったなどとして、富士署と富士宮署、静岡県警生活保安課は18日、いずれも詐欺と特定商取引法違反(不備書面交付)の疑いで、富士市内の30~50代の男4人を逮捕した。同様の手口による被害相談は富士、富士宮両市を中心に2022年9月から今年3月までに250件以上、売上金にして約2億6千万円相当が確認されていて、関連を慎重に調べる。 逮捕されたのは、富士市岩本、会社役員の男(30)、同、無職の男(31)、富士市伝法、会社役員の男(48)、同市石坂、会社員の男(53)の4容疑者。4人はリフォーム業の「環境テイクエナジー」を名乗っていたとされる。 逮捕容疑は共謀して23年7月から24年12月ごろまでの間、富士、富士宮両市のいずれも40代の男性計3人に、うそを言って蓄電池や給湯器設置工事の契約を結び、代金計約450万円をだまし取るとともに、契約締結時に契約解除に関する事項が記載された書面を交付しなかった疑い。 契約したにもかかわらず工事や納品がされないことを不審に思った被害者が相次ぎ、相談を受けた県警が慎重に捜査を進めてきた。