山形県尾花沢市の民家で死体を遺棄したとして、この家に住む40歳の女がきのう逮捕されました。 死体は、同居していた73歳の母親と見て、警察が調べを進めています。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、尾花沢市上町三丁目の無職・井苅あゆみ容疑者(40)です。 警察の調べによりますと、井苅容疑者は、自宅敷地内に年齢や性別の分からない死体を隠し、遺棄した疑いが持たれています。 井苅容疑者は、容疑を認めています。 井苅容疑者はこの家で73歳の母親と2人で暮らしていたと見られますが。 近所の人「奥さん(母親)は5年くらい前から見たことがない。娘さんは1年くらい前に雪下ろししている時にあがっていたのを見たことがある。それくらい。あと見たことがない」 今月16日、地区の民生委員から「1年ほど母親の姿を見ていない」と市に連絡があり、きのう午前、市の福祉課が警察に母親の安否確認を依頼しました。 警察が井苅容疑者の自宅を訪ねて事情を聞いたところ、「死体を遺棄した」という趣旨の話をしたということです。 関係者によりますと、その後、自宅敷地内の土から遺体が見つかったため、警察はきのう夜、井苅容疑者を緊急逮捕しました。 見つかった遺体は、井苅容疑者の母親とみられていますが、損傷が激しく、かなりの時間が経っているとみられ、警察は聞き取りや司法解剖を行い死因などを調べるとしています。