「高齢者が多く現金決済が多いだろう」調剤薬局を狙って盗みを繰り返した疑い 福岡・熊本・山口で27件の被害か

福岡県筑紫野市の調剤薬局に侵入し現金を盗んだとして逮捕、起訴された男。「高齢者が多く、現金で決済することが多いだろうと狙っていた」と話し、福岡、熊本、山口で調剤薬局を狙い、盗みを繰り返していたとみられています。 北九州市小倉南区の大工、高田友衛被告(62)は去年10月、福岡県筑紫野市で調剤薬局の窓ガラスをバールで割って侵入し、レジから現金約1万円を盗んだとして、ことし4月に逮捕され、その後、建造物侵入と窃盗の罪で起訴されました。また、去年7月には福岡県柳川市で調剤薬局に侵入し、現金約2000円などを盗んだとして追送検されています。 警察は、高田被告が2023年9月から去年10月までのおよそ1年間の間に、県内では北九州市、行橋市、宗像市、宮若市、筑紫野市、朝倉市、久留米市、筑後市、柳川市、大牟田市、宇美町、岡垣町、筑前町、大木町で、さらに熊本県では荒尾市、玉名市、山口県では山陽小野田市で、あわせて27件の窃盗事件などに関与した疑いがあることを確認し、捜査を終えました。 27件のほとんどは、調剤薬局で起きたということです。 高田被告は理由について「高齢者が多く、現金で決済することが多いだろうと狙っていた」と話しているということです。 警察の捜査の段階ですべての事件について認めていて、生活費のため「自由に使えるお金が欲しかった」と話しているということです。

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