府中町の公園で都内の男性会社員が殺害された事件で、強盗殺人の疑いで16歳から18歳の男女3人が逮捕されました。 捜査本部 若林栄児刑事部長「男性被害殺人事件について本日被疑者3名を強盗殺人罪で通常逮捕しました」 強盗殺人の疑いで逮捕されたのは、愛媛県松山市に住む18歳の無職の女と安芸郡に住む16歳の会社員の少年、18歳の会社員の男の3人です。 3人は4月12日午後10時ごろ府中町の水分峡森林公園で、東京・練馬区の会社員里見誠さん（52）の頭と顔を何らかの硬い物で複数回殴り殺害したうえ、里見さんのスマートフォンや現金およそ5万円、財布などを奪った疑いがもたれています。 警察によりますと、防犯カメラのリレー捜査などで以前から3人の関与が浮上していましたが、21日午後7時ごろ男2人が広島東警察署に出頭したため3人の逮捕に至りました。 18歳の女は里見さんと数年前から顔見知りで事件から数日後、署に出頭し「里見さんと一緒にいたところ、知らない男が2人来て里見さんが殴られた」と説明をしていました。 しかし周辺の防犯カメラには容疑者の3人が一緒に歩いている姿が映っていたということです。 男2人は同じ会社の先輩後輩で、現場に土地勘があったとみられています。警察は捜査に支障があるため3人の認否を明らかにしておらず、動機など詳しく調べを進めています。