盗難車であることを隠すため別のナンバープレートを取り付けたとして指定暴力団住吉会系組幹部が逮捕された事件で、警視庁と千葉県警の合同捜査本部は26日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益仮装)などの疑いで、東京都港区の住吉会本部事務所を家宅捜索した。偽装した盗難車を別の暴力団員に販売して得た金が、住吉会に流れた可能性があるとみて調べる。 捜索は午前10時半過ぎに開始。赤や黒のベストを着用した捜査員ら約30人が続々と事務所内に入り、1時間ほどで終わった。 本部事務所を巡っては、東京都公安委員会が12日、暴力団対策法に基づいて所在地を新宿区から港区に変更したと官報で公示していた。