島根県教育委員会は、27日、6月1日に住居侵入の疑いで逮捕された出雲地区の県立高校に勤務する期限付き実習助手の男(29)を停職6月の懲戒処分とすると発表しました。 島根県教育委員会などによると実習助手の男(29)は、6月1日午後2時頃、出雲市内の20代の男性が住むアパートの部屋に開いている窓から、正当な理由なく侵入した疑いで逮捕されました。 部屋にいた被害関係者から、「知らない男性が入ってきて逃げた」と通報を受けた警察が付近の防犯カメラを調べたところ、不審な車を発見。市内でその車を運転している男を見つけ、職務質問をして男の犯行と明らかになりました。 釈放された後、6月13日に島根県教育委員会が行った聞き取りに対し男は、罪を認めた上で、「被害者宅のインテリアを見てみたかった」と話しているということです。 島根県教育委員会はこの男を、6月27日付で「停職6月」の懲戒処分とした上で、実習助手の期限である今年9月30日の任期を更新しないと発表しました。 男は、「やってはいけなことをしてしまった。被害者の方に大変申し訳なく思っている。勤務していた学校の生徒に動揺や不安を与え、同僚にも迷惑を掛け、大変申し訳なく思っている」と話し、反省しているということです。 男の勤務態度は良好で、誠実に業務にあたっていたということです。 県教育委員会は、男が勤務していた県立高校の校長に対し、職員の指導監督が適正を欠いていたことの管理責任を問い、口頭訓告の措置を行うとともに、再発防止に向け、各県立学校長及び各市町村教育委員会委員長宛に服務規律確保の徹底について文書通知を行い、加えて、継続的、計画的な研修を通じ周知を図るとしています。