橋下徹氏 教師による児童盗撮画像共有事件に「もはや教師性善説は成り立たない。教室カメラの設置も…」

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が29日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。女子児童を盗撮し交流サイト(SNS)のグループチャットに投稿、共有したとして、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで教員2人が愛知県警に逮捕された事件について言及した。 逮捕されたのは、名古屋市立小の教員の男(42)と、横浜市立小の教員の男(37)。名古屋市立小の教員の男は「学校のデジタルカメラを使った」との趣旨の供述をしている。県警は、2人の携帯電話などを解析して他のメンバーの特定を進めている。 捜査関係者によると、グループチャットのメンバーの一人で、体液を勤務校の児童のリコーダーに付着させたりしたなどとして、器物損壊罪などで起訴された名古屋市立小の教員の男(34)の携帯電話を調べ、グループの存在が判明した。他のメンバーも小中学校の教員とみられ、女子児童の着替えの様子を撮影したものなど約70点の画像や動画が共有されていた。 橋下氏は「もはや教師性善説は成り立たないでしょう」と指摘。「前提として多くの教員はちゃんときちんと仕事をしてるってのは間違いなくて一部こういう教員がいるということです」としたうえで、「性善説っていうわけではないんだけれども、普通に考えると異性が着替えている近寄るってことはできないですよね。でも学校現場においてはそれが普通なんですよ。教員は子供たちを監視するとか、教員の立場で着替えの近くにいてもそれが普通になってしまうから、ここは一般社会のルールと同じように、今までは普通に考えられていることをきちっとルール化しないといけない」と自身の考えを述べた。 そして、「これか賛否両論出るかも分かりませんけれども最終的には僕はカメラの設置というものが必要になってくるんじゃないのかなと思います。これまでカメラを教室につけるということには、一部教員から子供たちとの真のコミニューケーションができなくなるという声があったんですよ。それで全部カメラを教室につけるっていうのは、そんなに広がってないんですけども、いよいよそういうことも考えていかなきゃいけないんじゃないでしょうかねえ」と話した。 また、2026年12月施行予定のこども性暴力防止法(子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴を雇用主側が確認する「日本版DBS」)について、「懲戒処分、懲戒解雇、懲戒免職についてはデータベースがあるんですけど、そこまでいかないものについてはデータベースがない。性的な犯罪性があるかどうか分からないから、やっぱりカメラとかで見ていくしかないんですかねえ」としていた。

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