ロシア・アゼルバイジャン関係、一部勢力が破壊試みる=ロ外務省

[モスクワ/バクー 2日 ロイター] – ロシア外務省のザハロワ報道官は2日、旧ソ連構成国アゼルバイジャンとの関係悪化を巡り、一部の勢力が両国の関係を破壊しようとしているという認識を示し、ロシアとの関係を修復するようアゼルバイジャンに求めた。 ロシアの警察が先週、殺人などの未解決事件を捜査した際にアゼルバイジャン人2人が死亡。その後、アゼルバイジャン当局はロシアの通信社スプートニクのジャーナリスト2人を逮捕し、両国の関係は緊迫化している。2024年末に起きたアゼルバイジャン航空機墜落も背景にある。アゼルバイジャンのアリエフ大統領はロシア領内で地上から誤射を受けた結果という認識を示している。 ザハロワ報道官はスプートニク・ラジオとのインタビューで、ロシアが相互尊重に基づき、アゼルバイジャンとの関係を長年育んできたとし、正体不明の勢力がこの状況を利用しようとしていると主張。「両国民にとって、友好関係は極めて重要だ。それを損なおうとする者は、自分の行動についてよく考えるべきだ」と述べた。 さらに「われわれはアゼルバイジャンに対し、両国の関係を公式文書に定められた国家間関係のレベルに戻すための措置を講じるよう求める。それは戦略的協力のレベルであるとを改めて強調する」とした。

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