「みなさん憤りを感じられていた」 わいせつ未遂などの容疑で教諭を逮捕 容疑者が勤務する小学校が保護者説明会 過去には保護者から苦情も 広島

広島市の小学校教諭の男が、教室でわいせつな行為をしようとした疑いで逮捕された事件です。2日夜、小学校が緊急の保護者説明会を開きました。 この事件は、広島市立小学校の教諭、中島健夫容疑者が勤務する小学校の教室で、女子児童に対して、自身の下半身を露出し、わいせつな行為をしようとしたなどの疑いで先月30日に逮捕されたものです。 女子児童は無人の教室で教員用机の椅子に座らされ、目を手で覆われていたとみられています。事件を受け、現場の小学校では2日夜、緊急の保護者説明会が開かれ、およそ500人が参加しました。 保護者 「娘が相当ショックを受けていて学校に行くのが怖いと」 Qどんな説明を求めるか 保護者 「学校側がこれからどうするか、こどもたちをどうして守っていくか」 説明会は非公開で、学校側が事件のいきさつなどを説明。保護者からは、再発防止のための仕組みづくりなどについて意見が出されたということです。 保護者 「みなさん憤りを感じられてて、かなり意見を感情的にぶつけられる方もたくさんいた。それくらい学校側にも問題があったのだろうと思います」 中島容疑者が勤務する小学校 校長 「こどもたちを深く傷つけているし、学校の信頼も大きく失った。再発防止に具体的に取り組んでいきたい」 校長は報道陣の取材に対し、昨年度、中島容疑者が別の女子児童に対して、性的な言葉をかけたとする苦情が寄せられていたことも明らかにしました。中島容疑者は当時学校側の聞き取りに対して「言っていない」などと否定したということです。 一方、卒業生からはこのような声もありました。 卒業生 「体育の着替えだったり、女子が着替えている途中に入ってきたりとかはありました」 「その教室に用事があるからなのか、ガラッと入ってきて、何かを取って出て行くみたいな。わざとらしい」 学校はスクールカウンセラーと連携し、児童の心のケアに注力するとともに、中島容疑者が担当した学年の児童に対して、実態把握などのためアンケートを行うとしています。

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