去年10月、新潟市の男性が殺害され金庫を奪われた事件についてです。新潟地検は30日、33歳の男を殺人と窃盗の罪で起訴しました。 殺人と窃盗の罪で起訴されたのは住居不定のリフォーム業・小山大輔被告（33）です。 起訴状によると小山被告は去年10月、新潟市中央区の小杉英雄さんの自宅で首をロープで絞めつけ殺害。その後、小杉さんが所有する耐火金庫1台を盗んだとされています。 4月、強盗殺人の疑いで逮捕されましたが、30日に起訴されたのは殺人と窃盗の罪です。 検察は「現状の捜査の結果をふまえて事実を適用した」としていて小山被告の認否を明らかにしていません。 小山被告はこれまで小杉さんの遺体を聖籠町の空き家の敷地内に埋めた死体遺棄の罪や山形市の男と共謀して小杉さんの口座から計345万円を不正に引き出した詐欺の罪でも起訴されています。 共謀した山形市の男の裁判では、小山被告が小杉さんを殺害後、複数回、小杉さんの自宅に侵入し商品券や印鑑を持ち出していたと証言しています。 警察は、通帳の入手経路や殺害後の行動などについて捜査を続けています。