特殊詐欺被害金5億5000万円をマネロン 容疑で「ルフィ」接点の男を再逮捕

特殊詐欺などで得た犯罪収益をマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、警視庁と愛知県警の合同捜査本部は14日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで、職業不詳、樋口拓也容疑者(37)=大阪府豊中市=ら男2人を再逮捕した。警視庁捜査2課は認否を明らかにしていない。樋口容疑者の関係先には、広域強盗事件に関与した「ルフィ」グループの被害金が運び込まれた疑いがもたれている。 ほかに再逮捕されたのは、職業不詳、相田栄幸容疑者(33)=東京都品川区。 樋口容疑者の再逮捕容疑は令和5年5~6月、何者かと共謀し、栃木、新潟県内の男女3人から特殊詐欺でだまし取ったカネを暗号資産に変換し、専用の口座「コインアドレス」に送金。共犯者が再び現金化した計約5億5千万円を受け取り、犯罪収益を隠匿したとしている。 捜査2課によると、5年4~6月の3カ月間で、約13億円が同様の手口で資金洗浄されていたとみられる。

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