盗難の高級車不正輸出か 関税法違反容疑でパキスタン人ら2人逮捕 神奈川県警

税関に虚偽の申告をし、トヨタ自動車の高級車「レクサス」などの盗難車2台を輸出しようとしたとして、神奈川県警国際捜査課は16日、関税法違反容疑で自動車輸出会社「IDREES TRADING」(茨城県行方市)代表で、パキスタン国籍のナシーブウラ容疑者(38)と同社従業員の計2人を逮捕した。 捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、同容疑者らは1月31日、中古車を輸出するという虚偽の申請書類を横浜税関に提出し、盗難車計2台(時価総額計約930万円相当)をアラブ首長国連邦(UAE)に輸出しようとした疑いが持たれている。 2月18日に税関から申請書類と異なる車がコンテナに積載されているとの通報があり発覚。積み荷の車を調べたところ、昨年末から今年初めにかけ、京都市内で盗まれたレクサスと、横浜市内で盗まれたクラウンだったことが判明した。同課は車を入手した経緯などを調べる。

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