17日朝、宮城・古川警察署で、カメラのほうをちらりと見て、足早に車へと乗り込む男。 強盗致傷の疑いで逮捕・送検された、神奈川・厚木市の会社員、鎗田良平容疑者(37)です。 鎗田容疑者は16日午前0時半ごろ、走行中の軽自動車を呼び止め、運転していた77歳の男性を殴るなどして車を奪った疑いが持たれています。 調べに対し、鎗田容疑者は「酔っぱらっていた」と容疑を否認しているといいますが、現場近くの防犯カメラには鎗田容疑者とみられる男の犯行の様子が捉えられていたのです。 車道のど真ん中に止まる、白の車。 その横で、何やら2人がもみ合っています。 すると、白いTシャツ姿の男が相手を突き飛ばし、蹴ったり殴ったりしているではありませんか。 そして2人の姿が画面から消えると、怒号のような声が鳴り響いたあと、男は車を奪い、走り去っていきました。 それから約5時間後、警察は現場から1kmほど離れた駐車場で奪われた車を発見。 近くの路上を歩いていた鎗田容疑者を任意同行すると、何と呼気から基準値の約3倍ものアルコールが検出されたといい、逮捕されたということです。