強要容疑で逮捕の神奈川県警巡査長 横領容疑でも書類送検されていた

債権の回収名目で「社長に会わせろ」などと会社役員の男性に強要したなどとして、警視庁は、神奈川県警藤沢北署警務課の巡査長松本享之容疑者(36)=同県横須賀市=や指定暴力団住吉会系組員ら男計4人を強要などの疑いで逮捕し、17日発表した。認否を明らかにしていない。 松本容疑者については、同僚から集めた寮費を横領したとして、7月上旬に県警に業務上横領容疑で書類送検されていたことも、捜査関係者への取材でわかった。 暴力団対策課によると、4人は共謀して4月30日、東京都板橋区の路上で、会社役員の男性に社長との面会を要求し、「社長に会わせます。できなかった場合責任を持ちます」などと念書を書かせた疑いがある。5月2日にも社長との面会を要求した疑いがあり、この際、松本容疑者は見張り役だったという。 神奈川県警は、松本容疑者の逮捕を受け、「職員が逮捕されたことは遺憾です。事実関係に基づき厳正に対処します」とコメントした。(西岡矩毅、三井新)

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