モラエス判事、ボウソナーロ前大統領によるインタビュー記事のリンク公開に警告

連邦最高裁判所のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事は今週月曜日(7月21日)、ブラジリアで、ジャイール・ボウソナーロ前大統領に対し、同氏に対して課せられた警戒措置が遵守されていないことについて警告した。 この警告は、ボウソナーロ前大統領がここ数日、報道陣から受けたインタビューへのリンクを、自身のソーシャルメディアに張り付けて公開した後に発せられた。 先週、前大統領に対して課せられた措置の中にはソーシャルメディアの使用禁止も含まれている。 判事によると、禁止令に従わない場合はボウソナーロ氏は拘禁される可能性があるという。 ボウソナーロ前大統領に課せられた、(直接または第三者を介した)ソーシャルメディアの使用を禁止する警戒措置には、第三者のソーシャルメディアプラットフォームでのインタビューの音声、動画、記録の送信、再送信、放送が当然含まれており、捜査対象者はこれらの手段を使って措置を回避することはできず、違反した場合は即時資格剥奪と、逮捕の罰則が科せられるとモラエス氏は述べた。 この警戒措置は、前大統領の息子である連邦下院議員エドゥアルド・ボルソナーロ氏の捜査に伴い決定された。同氏は、ドナルド・トランプ米大統領の政権と共同で、ブラジル政府と連邦最高裁判所の判事らに対する報復措置を推進し、(ボウソナーロ前大統領による)クーデター計画に関する刑事訴訟の進行を阻止しようとした活動について捜査を受けている。 ボルソナーロ大統領に対して決定された措置は下記。 足首への電子装置の装着。 月曜日から金曜日の午後7時から午前6時までの夜間外出禁止、週末と祝日の完全な外出禁止。 外国の大使館や領事館への接近および立ち入りの禁止。 外国の大使や当局との接触の禁止。 直接または第三者を介したソーシャルネットワークの使用の禁止。 エドゥアルド・ボルソナーロおよびクーデター計画に関与した4つのグループで調査対象となっている人々との接触の禁止。 (記事提供/Agencia Brasil、構成/麻生雅人)

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