【独自】誤認逮捕の大阪府警「犯人と決めつける捜査だった」と内部検証

2年前に大阪府警が無実の男性を誤って逮捕した事件で、大阪府警が「犯人と決めつける捜査」だったと内部で検証していたことが分かりました。 2年前、大阪府内の20代女性の元に写真共有アプリ「インスタグラム」を通じ、性的な写真を送るよう求める脅迫メッセージが届き大阪府内の20代男性が2回にわたり逮捕され42日間勾留されました。 しかし、男性にはアリバイがあったことが判明し、真犯人の男が逮捕されました。 (去年、有罪が確定) 大阪府警が誤認逮捕の原因を内部で検証した文書には、「犯人であると決めつける、思い込みによる捜査がなされた」「アリバイの裏付けが不十分だった」などと書かれていることが分かりました。 【男性の代理人・森島正彦弁護士】 「被害者の供述だけで逮捕に踏み切られた。 (男性が)『こんなことが日本で起こるなんて、信じられない』ということを言っておられたのが、すごく記憶に残っています」 男性は、どのような捜査がなされたのか明らかにしたいと、24日にも大阪府や国などを相手に約1900万円の損害賠償を求めて裁判を起こす方針です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加