【速報】神保町古書街狙い万引き繰り返したか…芥川龍之介作品窃盗で男逮捕-警視庁

古書店街として知られる東京・千代田区の神田神保町の古書店で、芥川龍之介の「煙草と悪魔」(販売価格1万円)を盗んだとして、男(43)が逮捕されました。男は神保町の古書店街で本を窃盗して、別の店舗での売却を繰り返していたとみられています。 警視庁によりますと、職業不詳の松谷洋一容疑者は2025年7月22日、千代田区神田神保町の古書店から販売価格1万円の古書1冊を盗んだ疑いがもたれています。 盗まれた本は芥川龍之介の「煙草と悪魔」で、松谷容疑者は店員の目を盗んで、自身のバッグに入れ、そのまま立ち去ったということです。 異変に気づいた店員が声をかけましたが、松谷容疑者は「店には行っていない」などとウソを言って、タクシーに乗りその場から逃走していました。 被害にあった古書店の店員 「『すみません、うち来ましたよね』って(松谷容疑者に)言って、『カバンの中、最近(万引きが)多いので、確認だけさせてください』と言ったら、『嫌です』と(松谷容疑者が)言ってタクシーに乗って行ってしまった」「ここ最近いろいろな本屋さんから(窃盗被害の)話があって、ここ2、3か月くらいの間」「手に取って見てもらいたいという気持ちで、古い本や値段が高い本も置いているのでやめてもらいたいというのが一番です」 調べに対し、松谷容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。 神保町では、古書などの万引きや盗品とみられる本などの買い取り依頼が相次いでいるほか、松谷容疑者は「10件以上やった」と供述しているということで、警視庁が詳しく調べています。

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