防衛省は29日、大臣官房秘書課の事務官だった榎本慎吾容疑者(38)が42万6000円の業務上横領の疑いで逮捕されたと発表した。 防衛省によると、榎本容疑者は、2024年1月〜2月、所属していた秘書課の事務室の金庫から116万6000円を盗み、5月には銀行口座から42万6000円を引き出して横領した。 防衛省は、窃盗と横領について榎本容疑者を29日付で懲戒免職とし、中央警務隊が横領の疑いで榎本容疑者を逮捕した。 窃盗などの被害にあった金は、秘書課の職員らが慶弔や懇親会などのために積み立てていたもので、榎本容疑者は積立金を管理する立場の一人だった。 榎本容疑者は、容疑を認めていて、「ギャンブルにより知人から借財をしていた。ギャンブルでもうけて返済しようとして、その資金にあてるために窃盗などを行った」と話しているという。