犯人逮捕まであと一歩だった…「八王子スーパー強殺事件」発生から30年 全面解決目前に捜査を潰した捜査員たちの大罪

「解決できる事件だった。犯人の後ろ髪をつかみかけていた。それなのに最後の局面で、担当の警察幹部らが捜査を尽くさなかった……。情けなくてなりません」 憤懣やるかたない面持ちで無念の思いを吐露する元刑事がいる。原雄一・元警視庁刑事部捜査一課理事官(68)。「解決できる事件」とはこの7月30日で発生から30年を迎える 「八王子スーパー強盗殺人事件」、通称「ナンペイ事件」である。【鹿島圭介/ジャーナリスト】

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