「インバウンド需要急増を背景に確認」“白タク”問題 国外の旅行予約サイトの斡旋などから利用か 山梨

全国の観光地で無許可でタクシー営業をする「白タク行為」が問題となってます。 どのような流れで白タク行為が行われているのでしょうか? 埼玉県に住む中国国籍の34歳の男は、無許可で運賃を得る契約をして観光客を乗用車に乗せて運行した疑いで逮捕され、11日に送検されました。 山梨県警察本部 交通指導課 近藤豊交通捜査室長: 「インバウンド需要急増を背景に、外国人観光客を対象とした白タク疑いのある車両が県内の富士北麓地域を中心に確認されている」 無許可でタクシー営業をする白タク行為。 富士北麓のタクシードライバーに話を聞くと… 運転手歴6年: 「(白タク疑いの車は)もう2年くらい前だよね。そのくらいから観光スポットに行くといますよ」 運転手歴1年: 「道を知らない県外の人が多いのでフラフラと運転するのをよく見かけますね」 運転手歴25年: 「(白タク疑いの車は)お客さんを直接乗せてきて待っている。降ろして、また乗せていったりということをしてますよね」 どのような流れで白タク行為は行われているのでしょうか… 山梨県警察本部 交通指導課 近藤豊交通捜査室長: 「国外の旅行予約サイトによる白タクの斡旋のほか、インターネットやSNSを通じての個人間の運送契約に基づき、主に訪日外国人観光客が国内各地で白タクを利用している状況です」 県警によりますと白タク行為の一般的な流れは外国人観光客が来日する前にインターネットなどで国外の旅行会社のツアーを申し込み、その会社が仲介役に車やドライバーの確保を依頼します。 そして仲介役がドライバーを調整し、無許可で外国人観光客を乗せ料金を受け取っているとみられています。 運転手歴10年: 「パトカーがいれば、それも怖がるから逃げると思う。抑止も必要だと思うので、そういうのもやってほしい」 警察は外国人による白タク行為が頻繁に行われている可能性もあるとみて観光地を中心に警戒を強化しています。

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