埼玉県鶴ヶ島市の老人ホームで入所者の女性2人が殺害された事件で、逮捕された元職員が「暗証番号を入力し、カギを開けて建物内に入った」と供述していることがわかりました。 警察によりますと、老人ホーム「若葉ナーシングホーム」の元職員・木村斗哉容疑者は15日未明、この施設の5階で入所者の小林登志子さんを刃物のようなもので切りつけるなどして殺害した疑いがもたれています。 その後の捜査関係者への取材で、木村容疑者が「4桁の暗証番号を入力し、出入り口のカギを開けて建物内に入った」と供述していることがわかりました。 木村容疑者は去年7月まで施設で働いていましたが、施設関係者の説明では、暗証番号はその時期から変わっていないということです。 木村容疑者は、4階で入所者の上井アキ子さんが殺害されたことへの関与も認めているということで、警察は動機の解明を進めています。