兵庫県多可町の住宅で8日午後、37歳の女性が廊下で腹から血を流して倒れているのが見つかり、警察は交際相手の男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。女性は、搬送先の病院で死亡し、警察は今後、容疑を殺人に切り替えて捜査しています。 殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは兵庫県西脇市の住む看護師の朝見健太容疑者(35)で、8日午後3時ごろ、兵庫県多可町に住む交際相手の大西沙希さん(37)の自宅で、包丁で大西さんの腹を刺して殺害しようとした疑いがもたれています。 「彼女の腹を刺した」と朝見容疑者からの通報を受け、警察が駆けつけたところ、廊下で腹から血を流して仰向けで倒れている大西さんが見つかり、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。 朝見容疑者は大西さんと約1年前から交際し、血の付いた包丁が玄関にある棚の上から見つかっていて、調べに対し、「別れ話になって腹が立ち、包丁で刺した」と容疑を認めています。 警察は今後、容疑を殺人に切り替え、詳しい経緯を調べています。