韓国 きょうのニュース(8月14日)

◇尹前大統領の妻 逮捕後初の取り調べで供述拒否 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは14日、前日未明に逮捕した金氏の取り調べを逮捕後初めて行った。約4時間の取り調べで金氏はほとんどの容疑に対する供述を拒否した。特別検察官側は18日にも金氏を出頭させ、取り調べを行う予定だ。 ◇尹前大統領妻「執事」の逮捕状請求 特別検察官 尹錫悦前大統領の妻、金建希氏に絡む不正疑惑を捜査する特別検察官チームは14日、金氏の側近で「執事」とされるキム・イェソン氏について横領などの容疑で逮捕状を請求した。キム氏は12日にベトナムから帰国し、仁川国際空港で特別検察官チームに身柄を拘束された。同氏は自身が設立に関与し、株式も保有するレンタカー会社が2023年に配車サービス最大手、カカオモビリティなどから計184億ウォン(約19億5000万円)の不当な投資を受けた疑惑が持たれている。 ◇韓国の少子化の理由は? 日独仏スウェーデンと比較調査 政府系シンクタンクの韓国保健社会研究院は14日、韓国、ドイツ、日本、フランス、スウェーデンの5カ国について20~49歳の1万2500人(各国2500人)を対象に行った結婚や出産、人口政策に関する意識調査の結果を公表した。韓国人はそのほかの4カ国に比べ、出産計画において考慮する事項が多く、出産に伴う経済的負担や機会の損失に対して懸念を持っている人が多いことが分かった。また仕事と家事・育児の両立が容易ではなく、社会が不公正・不平等だと認識している割合も高かった。 ◇韓国軍 北朝鮮の拡声器「1台は撤去した状態」 韓国軍合同参謀本部の李誠俊(イ・ソンジュン)広報室長は14日の定例会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が同日発表した談話で韓国向け宣伝放送用の拡声器の撤去を否定したことについて、「(北朝鮮の)意図に惑わされないよう注意する必要がある」とし、「北は(過去にも)事実でない内容を主張したりした」と述べた。合同参謀本部は9日、「北の軍が前線地域の一部で拡声器を撤去する活動が識別された」と発表。しかし、金与正氏は談話で「われわれは拡声器を撤去したことはなく、撤去する意向もない」と主張し、同本部の発表を全面的に否認した。 ◇改憲巡る国民投票 与党「来年地方選に合わせ実施も」 与党「共に民主党」で早ければ来年の統一地方選に合わせて憲法改正の是非を問う国民投票を実施するよう求める声が上がっている。同党の趙承来(チョ・スンレ)事務総長はラジオ番組で「早ければ来年の地方選での実施を約束した」と述べ、李在明(イ・ジェミョン)大統領も公約で来年の地方選か、遅くとも次期総選挙に合わせた国民投票の実施を掲げていると説明した。

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