車の制御システムに不正侵入しエンジンを起動させる「CAN(キャン)インベーダー」という手口で車を盗んだとして、兵庫県警捜査3課と明石署などは14日までに、窃盗の疑いで大阪府和泉市の会社員の男(40)を逮捕、送検した。 逮捕、送検容疑は男ら3人と共謀し昨年7月31日未明、明石市藤江の会社駐車場で、現金約10万3千円などが入った財布が置かれた乗用車1台(時価約470万円相当)を盗んだ疑い。同課の調べに容疑を認めているという。 また、同課は14日、男が昨年11月~今年4月、大阪府で5件計約1316万円相当の窃盗被害に関与したことを確認し、窃盗容疑で追送検した。盗まれたのはいずれも高級車のプリウスだった。 同課によると、男らは車を転売するなどしており、車の鍵は新たに作っていたとみている。